障害者やマイノリティの「語り」は、
しばしば“無償”で“感謝されるもの”とされてきました。
でも、私たちは違和感を持っています。
感動させたらOK? 無償が前提?
それって、本当に対等な「対話」でしょうか。
障害者もマイノリティもここまで来るのに、
健常者にはかからない多くのコストを払ってきた。
それは時間・失敗・苦悩・生活費・心の傷・孤独…。
見えない“前提コスト”へのリスペクトが、
社会には不足している。
障害者やマイノリティの「語り」は、
なぜ“無償”が当たり前なのでしょうか?
感動させたらOK?
ありがとうと言えば終わり?
見えない“前提コスト”——
時間・失敗・苦悩・孤独……
私たちは、それを背負って生きてきました。
対話を通じて、「声」に価格をつける当事者発信ユニット。語りは労働であり、経験の結晶です。売上の70%は語り手に還元。残りは運営費・サポート費用に充てられます。
メインは対面での対話イベント(テーマあり・テーマなし両方対応)
※会場に来られない場合、事前相談のうえオンライン実施可(Zoom/Google Meet)
声価隊では、語り手がこれまでに経験してきた「生きづらさ」や「困難さ」を、
一つの社会資源として受け取り、次につなげる対話を大切にしています。
それは、福祉でも慈善でもなく、共に支え合う社会をつくる営みです。
1セッション 約60分/5,000円(税込)
語り手の生活や活動を支えるため、売上の70%をお渡ししています。
(生活支援の一助として)
私たちの対話は、“感動をもらう場”ではありません。
聞き手も、語り手も、ともにこの時間をつくっていく参加者です。
どうか、相手の人生にそっと耳をすませてみてください。
あなたの“語り”が、誰かの気づきになる。
募集対象 | 障害者・マイノリティ・生きづらさを抱えた方。 |
---|---|
募集条件 | 双方向での意思疎通ができる方。 ※声価隊は「対話」が核の活動です。 ※一方通行でないコミュニケーション(キャッチボール)を大切にします。 |
募集対象 | 反社会的勢力や暴力団に関わりのある方のご参加はご遠慮いただいています。 私たちの場は、あたたかな対話と信頼を大切にしています。 |
依頼業態 | 業務委託契約の形式をとる場合があります。 (謝礼支払いのため) |
審査方法 | 面談(オンライン or 対面)による相互確認と簡単な審査があります。 |
社会の支えを受ける割合が高い背景には、語られることの少ない“生活コスト”があります。ほっこり声価隊では、語り手がその経験と存在そのものを価値として扱われる場をつくります。
※調査元は、きょうされん、国税庁、厚生労働省、日本政府系レポートなど公式統計と専門調査。
私たちは、ヒューマンライブラリーに敬意を抱きつつ、 「語りにちゃんと“対価”が支払われる」仕組みを通じて、 語り手の誇りや生活を支える“次の形”を目指しています。
観点 | ヒューマンライブラリー(HL) | ほっこり声価隊 |
---|---|---|
目的 | 偏見や差別をなくすための出会い | 経験の語りを価値ある営みとして扱う |
関係性 | 「聞き手」中心になりやすい | 「語り手」と「聞き手」が対等 |
金銭的 | 「やりとり原則無償(奉仕的な語り) | 有償(語りを仕事として扱う) |
語りの扱い | 学びや感動の“機会” | 労働・社会参加・価値の提供 |
語り手の感覚 | 感謝される/善意で語る | 対価を得て、自信や誇りを持てる |
論点 | ボランティア精神に依存しがち | 持続可能な活動モデルを重視 |
声価隊では、「語りたい」という想いを持つ方を歓迎していますが、誰でも自動的に登録できる仕組みではありません。
私たちは、語りを「仕事」として扱う以上、
まずは、お問い合わせフォームより「語り手として関わりたい」とご連絡ください。
今まで“無償で語ること”が当たり前とされてきたこの社会。私たちは、埋もれがちなマイノリティや、生きづらさを抱える人たちの「声」にこそ、ちゃんと価値があると考えています。 このマークは、そんな思いを込めてデザインしました。 吹き出しは「語り」や「声」の象徴。その中にある「円マーク(¥)」は、語ること=価値ある営みであることを表しています。 そして、全体のかたちは“さつまいも”。「さつまいも声価隊」という屋号にちなみ、ほっこり、でも芯のある対話を届けたいという思いを込めています。